【書評】「0円起業」(有薗隼人著)を読んで

お金が貯まる良書紹介

読もうと思ったきっかけ

きっかけは、サイト売買のノウハウが書かれているので、私もこの本を読んでサイト売買のノウハウを身に付ければ、お買い得なサイトを買って高く売り抜けられるのではないかと考えたからです。

ところが、期待に反して、そのようなノウハウはほとんど書かれていませんでした。

実際に書かれていたこと

この本に書かれていることは、もう少し大上段からのお話です。

サイト売買もそうなのですが、世の中にはあらゆる「格差」がある。

その「格差」を利用すればお金儲けできますよという内容です。

例えば、SEOの知見はものすごくあるのに文章力がないひとが、SEO対策がほとんどされていないが、内容はすごく良いサイトを買ってSEO対策をしてから高値で売るみたいな話です。

また、その例として「電通方式」と名付けられたビジネスも紹介されています。

「電通方式」とは、電通が高値で引き受けた仕事を外注に出し、鞘(サヤ)を抜くゼネコンなどでもおなじみのビジネススタイルです。

この「電通方式」は、必ずしも大手企業の専売特許ではないと、本には書かれています。

例えば、クラウドワークスやココナラなどのフリーランス向けのサイトを除くと、一方でサイトを20万円で作成してくださいという発注者がいる一方で、サイトを3万円で作りますという受注者もいます。

この発注者と受注者をマッチングさせれば、すなわち、自分で20万円で仕事を引き受け、一方で、3万円で仕事をしてくれる人に外注してしまえば、まさに「電通方式」が完成するというのです。

私なりに考えたこと

ここからは、私の私見になりますが、結局、20万円と3万円の差である17万円の本質は何かと言えば、私は、プロジェクトマネジメント能力だと考えました。

上記の例でいえば、20万円で仕事を引き受けた以上、3万円で仕事をできる外注先を見つけてきて、外注先の納期、品質をコントロールし、発注元と外注先の緩衝材になりながらコミュニケーションをとる。時には、外注先がイマイチなら、自らも手を動かしといったことに臨機応変に対応していく必要があるのです。

この「電通方式」の本質は、まさに、PMO(Project Management Office)なのです。

私は、監査法人で数々のプロジェクトにPMOとして関与してきました。

PMOは、専門性がないとか、雑用係とか散々な言われ方をされる場合もありますが、PMOそれ自体が、専門家なのだと思います。

PMO能力を鍛えれば、自ら手を動かすことなく、世の中の「格差」を利用して、自ら手を動かして働くひとの何倍も稼ぐことができるのだと思います。

本当に、PMOをたくさん経験させていただいた監査法人には感謝するばかりです。

PMOについては、他の記事にも書いているので合わせて読んでいただければ嬉しいです。

関連記事:http://firefire.net/?p=127

働きながら小さく始めて大きく稼ぐ0円起業 [ 有薗隼人 ]
価格:1628円(税込、送料無料) (2020/5/25時点)楽天で購入
担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座 [ 伊藤大輔 ]
価格:2420円(税込、送料無料) (2020/5/25時点)楽天で購入

コメント

タイトルとURLをコピーしました